ふと暦を見ると、もう今年も残りわずかとなっていることに気づいてしまいました。
そんな残り少ない今年を振り返っていると、
自分の年が50代に突入したことに、改めて気づかされてしまいました。
10代、20代の頃って、
「40代のおじさんにはなりたくない」
な~んて思っていましたけれど、
あっという間に40代が終わり、
考えもしなかった50代に突入していました。
この50年の間、いろいろと個人的にはありました。
苦しいこと、楽しいこと、びっくりするようなこと、いろいろありました。
だけど、そんな個人的なことより、この世に生を受けてから一度も戦争を経験せず、
平和な時代を過ごせていることが、僕にとって一番ビックリしていることなんです。
平和呆けなんでしょうかね、絶対に戦争は起こらない、
って思い込みが心の内にあって、
そのことが、毎日の退屈さを追い立てているようにも思えます。
自分の思い通りに行かないことがあれば、勝手に腹を立てたり、
楽しいことがあっても、あまり感謝の念を抱かなかったり、
(むしろ、楽しいことが当たり前になっているわけです。)
人との縁をあまり大切にしなかったりする自分がいます。
もし、戦争が起これば、そうは行きません。
理不尽なことばかり起こり、腹を立てても、殺されるだけ・・・。
昭和という時代を生きてきた僕にとって、
昭和天皇は永遠に天皇であり続ける、
という思い込みがありました。
しかし、幻の昭和64年に、その思い込みは打ち崩されてしまいました。
今は、それと同じように、
「平和は永遠に続く」
という思い込みが僕にあります。
どうか、この思い込みが現実であって、
幻の昭和64年を迎えるようなことの無いよう、
(つまり、戦争の開戦を迎えることのないように、)
今年の大晦日は、除夜の鐘を聞きながら、
願い続けたい、そう思っておる次第でございます。
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